ウィズ
「私は全知の力を手に入れる。そして、
神に干渉する。この宇宙が終わるなら、
別にそれはそれでいいと思ってる。
私がその宇宙の理になれるのならば」
勝利条件『名称に「検閲官」を含む自分のキャラが2度目に場に出た時、ゲームに勝利する』
好きなもの:有能な人間 コーヒー
嫌いなもの:無能な人間 退屈
目的:神に干渉し、自分の世界を続ける
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圧倒的な地位と名声でこの世界の権威として名を轟かせ、学会最大勢力となる派閥のトップを勤める自他共に認める天才、それがウィズである。
ウィズは生まれながらに多くのものを持っていた。
才能も、家柄も、富も。
それらは多くの人間にとって価値のあるものだが、ウィズにっては無価値なものだった。
空気に価値を感じる人間はいないように、あって当たり前のものに価値を感じることはない。
故に、ウィズは自分の持っていないものをひたすらに求めた。
それは、知識。
知識は自ら得ようとしなければ得ることはできない。
今あるものに満足するのならそれは簡単なことだ。
そういった生き方も決して悪いものではない。
だが、ウィズにはそれが退屈で仕方がないように思えた。
与えらたものではなく、自身で得た成果にこそ意味がある。
未知を知り、それを既知へと変えること。
そのために有益なものは何でも使った。
才能も、家柄も、富も。そして、有能な仲間も。
"Universe End"
この論文は多くの人間に絶望を与えたが、ウィズにとっては挑戦しがいのある難問のようなものだった。
Universe Endに対する答えをウィズは持ち合わせていない。
おそらく、現時点で答えを持つものはこの宇宙には存在しないだろう。
いるとすればそれは、この世の全てを知る神のような存在だけ。
ならば私が全てを解き明かし、神となってみせよう。
ウィズにとって、これほどの価値を感じる未知は他に無かった。