コスモ
「終わりある世界こそが美しいのにね。
せっかく神様が設計してくれた、
この終わりのある世界が、
どうして気に入らないんだろう。」
勝利条件『自分の天使トークンが13個ある時、ゲームに勝利する』
好きなもの:とくになし
嫌いなもの:とくになし
目的:神を受け入れて連鎖する世界を創る
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コスモは異端児として揶揄されながらも、自身の研究施設である天空研究所に引きこもり黙々と研究を続ける。いわゆる変わり者だ。
物事に頓着せず、ただその時にやりたいと思ったことをする。
それが彼女の生き方だ。
ある分野において偉大な発見をしたかと思えば、翌日には全く異なる分野の研究を始めている。
コスモにとっては研究の成果などただの副産物でしかなく、知りたいことを知るその過程に意味を見出だしていた。
しかし、研究の成果こそを重視する学会においては、専門分野を作らず様々な研究を行うことは非効率的であり、限りなく異端だ。
そんなコスモの在り方は、あるものには奇人変人の様に映り、あるものには万能の天才のように映る。
何物にも属さず、何物にも臆せず、何物も寄せ付けない。
学会の中で文字通りコスモは浮いていた。浮世離れしていた。
当然ながらそんなコスモを良く思わない者達も多かったが、逆に信奉する者も少なくは無かった。
"Universe End"
この世界の法則を完璧な理論で記したその論文は美しかった。
コスモは世界の終わりという結果ではなく、この論文に記された世界の形に興味を持ったのだ。
もし神様がこの美しい世界を作ったのだとしたら、私は神様に会ってみたい。
コスモの次の研究テーマが決まった瞬間だった。